仮面ライダー電王 第6話「サギ師の品格」
相変わらずウソばかりのウラタロスを、お人好しすぎるほどの心で許す良太郎クン、どこかの人が言ってたように、たしかに一番大人な対応ができています。桃太郎に続いて浦島太郎も従えるとは、なかなか。
その寛容さに心を動かされたのか、戦闘中に手を貸すウラタロス。こういう展開をさせるとはなかなか憎いですねえ。
さて、そのウラタロスの武器は、やっぱりロッド。近接攻撃は槍のようになぎ払い、遠距離攻撃は釣り糸をのばして釣り上げる。なかなかトリッキーなやつです。
そして、なんとここに決め技として、ライダーキックが登場。主役の技じゃないというのが残念ですが、たまには見せて欲しいですねえ。
そのほか
- オーナーが「時間の中をさまよいます――永遠に」と言ったときの様子からすると、ウラタロスの言ったことも全てがウソというわけではなさそうですね。まあ、10の真実に1のウソを混ぜるのが嘘つきのテクニックというので、その辺はやっぱり詐欺師のなのかもしれませんが。
- 敵との「貴様、卑怯だぞ!」『良くいわれるよ』のやりとりは、なかなか良かったですねえ。彼らしいというか、なんというか
- モモタロス/ウラタロスの鎧は、リバーシブルだったんですねえ、ウラタロスになっても背中の赤い部分が目立っているのがなんだか面白いです。そういえばモモタロス時も背中に青い部分があるんですね。
- 変身時メロディ、変身後セリフ、フィニッシュ技セリフはみんな固有にあるみたいですね。セリフはともかくメロディはなんだか携帯の着信メロディみたい(^_^;四人そろった頃に、誰かが着信メロディとか作りそう。
今回の仮面ライダーの疑問点
id:mayachinさん(id:mayachin:20070304:p2)をはじめ、イマジンの活動理由がわからないという人が多いようなので、ちょっと考えてみました。
まず、特異点のメリットですが、
- 契約に縛られることがない
- デンライナーの搭乗者に狙われることはない
- 現実世界では人間の形状を保つことができる(といっても、特異点本人の体ですが)
- 搭乗費用はともかく、まいにちデンライナーのロビーカーでゆったり、コーヒーも飲みたい放題
デメリットは
- 自分の体をもてるわけではない。特異点本人の許可(もしくは、本人が意識不明)がなければ活動できない。
- 契約を果たせないので、過去に飛べない
- 特異点に「一緒にいたくない」と言われれば時間の狭間に落とされる
- 別のイマジンを討伐するという、無償強制労働(?)を科せられる
今までの放送分を見たかぎり、以上の点が考えられます。
しかし、「契約を果たして過去に飛ぶ」というルールも、行き先は憑依した人によってわからない(ランダム)ため、どこに飛んでもメリットになるような何かがなければメリットにはなりません。
そして、イマジンが過去に飛ぼうとする理由ですが
帽子を被った男が一瞬だけ映っていた
と言うように、おそらくあの人物がキーになってると思われます。帽子と言うより、手に持っている懐中時計がポイントでしょうか。
――というのも、動画があれば確認できるでしょうが、2話でも4話でも、時間を逆行するときには必ず懐中時計を持った人が出ています。
- 2話では、暴走トラックが激突しようとした建物(目の前で女の子が泣いていた場所)の窓際に
- 4話では、逃げまどう人々の中に(かなりわかりづらいですが、意識して探せば見つけられる位置)
ということで、こっちに飛んできたイマジンの目的は、その「懐中時計を持った人物(もしくは団体)」の抹殺。
ウラタロスがあえて特異点への憑依を選んだ、それ以外のイマジン(モモタロスも含む?)は、一般人への憑依を希望していたことを考えると、その人物は多くの人に憎まれ、かつ過去に飛ぶというデメリットを背負ってでも抹殺したいと思われる人物 しかし、万人に憎まれるような存在ではないということなのでしょう。
まあ、この辺はそのうち語られるのでしょうが。後半かな?