金曜プレステージ 浅見光彦シリーズ 鯨の哭く海
- 作者: 内田康夫
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
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相変わらず「端折られてる」感はあるものの、結構まとまっています。まあ、原作がないと思ってみれば結構形になると思います。
自分の知識がないせいで違ったもの(銛の形状・捕鯨船の姿など)も見られて、答え合わせみたいなところもあって面白かったですね。
でも、今回は輸入家具販売店の話がすっぱりカットされてしまって、浅見さんらしさがかなりなくなっちゃったのが残念なところ。とりあえず携帯電話は一切出ませんでしたが、やっぱりちょっと物足りないです。
それにしても、今回は原作と比べて死者が二人少なかったですね(輸入家具販売店の人と、柴田恵美子さん)、こんなこともあるのか。とりあえず犯人はきっちり一緒でしたが。
最後に車ごと海に突っ込むシーンなど、ちょっと見てみたかったんですが… やっぱりそれは難しいか。
ずいぶん前にも書いた気がしますが、やっぱり1〜2クールくらいかけてじっくりやって欲しい という感じです。ドラマしか知らない人は「はぁ?」ってなことになっちゃうのかもしれませんが。
そういえば、今回のお話では、永野さんでしたっけ あの人の名前が読めなくて難儀したなあ、名前が出てくる度にページをめくったりして。久々に登場するような人物の名前にはルビを振って欲しいと思ったくらいです。